■IHクッキングヒーター編
「周波数が3倍になると、電磁波の出る範囲が3倍広がる」としている書籍なども見受けられますが、これは大きな間違いです。単に周波数が高くなっただけで電磁波が比例して多く出ることはありません。
最近のWHO(世界保健機関)のホームページによりますと、「電磁波過敏症(EHS)は、明確な診断基準を持たず、電磁波過敏症の症状が電磁界ばく露と関連するような科学的根拠はありません。さらに、電磁波過敏症は医学的診断でもなければ、単一の医学的問題を表しているかどうかもはっきりとしていません 」としています。詳しくはhttp://www.who.int/peh-emf/project/FS_296_EHS_Japanese_Dec_2005.pdfをご覧ください。
そんなことはありません。 欧州では年間約50万台のIHクッキングヒーターの需要があり、毎年約1.2倍の需要増が見込まれていると言われております。 従って、ある書籍の「欧米ではほとんど使われていない…」との指摘は正しいとは言えないでしょう。
今日本国内で販売されている日本製IHクッキングヒーターでは総電力の最大定格は5800W(200V、29A)までです。 例えば、左IHで3000Wの加熱 + 右IHで2500Wの加熱 + ロースター1500Wの加熱これらを同時にご使用されても 3000W+2500W+1500W =7000Wになりません。 それは、IHクッキングヒーターが、自動的に火力を制御して最大定格(例:5800W)以内にコントロールするからです。